『ホルモンの薬』


最近の１０代～２０代の女性は
本当に恐ろしいほど簡単に、薬で生理を止めてしまうそうです。

時には「ダンスの発表会」「スポーツの大会」
などがあるから、少し前から止めておくとか、
便利な避妊用品として、
何のためらいも無く、日常的に使うそうです。

そうやって何年も使用してきた方が
原因不明の症状に悩まされている様子をよく見かけます。
自然な身体の働きを
無理やり変えてきてしまった事への代償は
生易しいものではありません。

足首が大きく腫れて痛む人、睡眠障害、ひどい便秘症
椎間板ヘルニア、生理が止まらない、
下血・激しい咳などで入院するが原因不明などなど。

同じような症状でも、
原因が別のところにある場合は
こちらとしても対処のしようがあるのですが
薬による影響と見られる場合には
ほぼ、お断りしております。
それでも身体の改善を望む場合は、
体操の指導のみ行っております。

既に５年ほどピルを服用していて
激しい腰痛のために、
最初の頃は体操もろくに出来なかった方がいましたが
半年ほど辛抱強く体操を繰り返し
ようやく普通の日常生活が取り戻せているようです。

でも、正直なところ、こういった方は稀で
安易に薬を利用する人は
手っ取り早い答えを求めようとしがちですから
体操などはすぐに飽きて、
結果を得られないうちに止めてしまうのが関の山。

そのうち、サプリメントやビタミン剤に依存し・・・
これらも必要な時にだけ一時的に使用するならまだしも
恒常的に使用し続けると
自分の力で必要な栄養素を摂取するという
身体の自然を失っていきます。

そうやって不自然が不自然を呼び寄せてくると
もう人生のエネルギーの多くを
『管理する事』に費やさなければならなくなりますから
コンピューターで全てのサプリと薬と消費カロリーと
気象条件、心の動き、生理周期等々・・・と打ち込んで
管理していくしか無くなってしまうのではないでしょうか。

不自然な事をしている方々の話はさておき
一般的なお話に戻りましょう。

『生理痛』は骨盤の開きの左右差が主な原因ですから
その動きを取り戻していく事で改善されます。

『生理不順』は心理的なことや呼吸器の問題
生活習慣上の問題などもあるでしょうから
原因の部分を上手く解決させていく事も
重要でしょう。

便秘、不眠、などもそれぞれに合わせた体操や
蒸しタオルの併用などで効果のあがるものもあります。

『ダイエット』という言葉を使えば
女性は飛びついてくるそうですが、
美しい身体のラインと、健康とは密接な関係があり、
現に私のところでも、
頭痛や疲れ目が解消されると共に猫背が解消され
変わりに、腰のくびれとバストアップ、ヒップアップを手に入れ
社内でちょっとした話題になっているという女性がいます。
勿論、ご本人ではなく
同僚の方からの情報ですよ。

『最近痩せたよねぇ？』と言われるようになったという人は
他にも大勢いらっしゃいます。
地道にやってみると凄いんです。


どんどん違う話になってきてしまいましたが
自ら進んで身体の自然を掴みに行けば
２重、３重にいいことがあります。

安易な道を選んで、
次から次へとその場しのぎを繰り返せば
そのツケが２重、３重に付きまとってきます。

そして、それだけでは終わりません。
それは、次の世代へ持ち越しかねないんです。
つまり、
『出産』とも関係しますので、
そちらとも読み合わせてみてください。